シーホークスは昨日、2023年の1巡指名選手であるCBウィザースプーン、WRスミス-インジグバの2人に対してルーキー契約の5年目オプションを行使しました。
まず5年目オプションについて説明すると、通常ドラフトで選ばれたルーキーの契約は4年間で、その4年間の年俸はNFLの労働協約でほぼ決まっています。ただ、1巡ルーキーだけは、チーム側がもう1年間、ルーキー契約を継続する権利を持っています。これが5年目オプションです。
この5年目オプションの年俸も、NFLの労働協約で、その選手のポジションと成績によってほぼ決まっています。チーム側は、この5年目オプションを行使することによって、フリーエージェントになった時に跳ね上がってしまう年俸(キャップ)をある程度抑えることができます。選手側は、5年目オプションの年俸は全額保証ですので、怪我などをした時でも年俸が全額保証されます。
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この5年目オプションはドラフト開催後の5/1までに行使すれば良いのですが、シーホークスは全チームで最も早いこのタイミングで2人の5年目オプションを行使しました。これは何を意味するのでしょうか?
まず、過去シーホークスは、この5年目オプションをほとんど行使していませんでした。5年目オプションが制定されたのは2011年からですが、過去の1巡選手を見てみると、
2011年 25位:OTカーペンター
2012年 15位:DEアーヴィン
2016年 31位:OTイフェディ
2018年 27位:RBペニー
2019年 29位:DEコーリアー
2020年 27位:LBブルックス
2022年 9位:OTクロス>行使
2023年 5位:CBウィザースプーン>行使
2023年 20位:WRスミス-インジグバ>行使
昨年行使したOTクロスがシーホークスとして初の5年目オプション行使でした。それ以前の1巡選手は、順位が低めだったこともあって、活躍度が低く5年目オプション行使には至りませんでした。(DEアーヴィンは5年目オプションを行使されても良かった気がしますが、当時QBラッセル・ウィルソンとLBボビー・ワグナーとの契約更新が迫っていて、キャップスペースがありませんでした。)
OTクロスとは昨年4月末に5年目オプションを行使し、今年1月初めに新たに4年$104Mの契約を結びました。これだけ巨額の契約更新となると、チームと選手側は綿密に交渉を進めなければなりません。チームは、この5年目オプションを行使することで、選手と新たな契約を結ぶ時間を得ることができ、また、長期契約を結ぶことで各年のキャップスペースを調整することができます(OTクロスの契約では、今季のキャップは、本来5年目オプションで$17.5Mだったものが$10.9Mに抑えられています)。
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チームがいち早く5年目オプションを行使したということは、CBウィザースプーンやWRスミス-インジグバも、OTクロスと同じように綿密に交渉して長期契約を結びたい、という強い意思表示でしょう。選手側も、チームにそういう意思があると認識できて、モチベーションはアップすることと思います。WRスミス-インジグバはスーパーボウル後に、自らじっくり交渉したいと言っていました。
CBウィザースプーンとWRスミス-インジグバはそれぞれ大活躍していますので、再契約時にはNFL最高レベルの年俸が予想されています。現在CBの最高給はラムズに先日トレードされたCBマクダッフィーで年平均$31M、WRの最高給はベンガルズのWRチェイスで年平均$40Mです。この巨額な契約のキャップスペースへの影響を緩和するために、5年目オプション(CBウィザースプーンは年俸$21.1M、WRスミス-インジグバは年俸$23.9M)を行使して時間を稼いだ上で、じっくり交渉して長期契約を結ぶことでしょう。
※【追記】じっくり、と書きましたが、WRスミス-インジグバとは早速4年$168.6Mという巨額の契約で合意した模様です。こんなに早く決まった背景は、このページのコメントにトゥウェルブスさんが書かれているように、ラムズWRナクアに近く予定されている契約更新があります。詳細はこちらをご覧下さい。
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この2人への5年目オプション行使を含め、シーホークスのこのオフは、できるだけ昨季のメンバーを維持するように動いています。ただ、昨季のチーム力を維持するだけでは、今季もスーパーボウルを制覇するというのは難しいと思います。今後、目玉となる補強があるのか、ドラフトではどういう動きをするのか、注目して行きます。
The @Seahawks have exercised the 5th Year Options for Jaxon Smith-Njigba and Devon Witherspoon.
— Seahawks PR (@seahawksPR) March 21, 2026
まず5年目オプションについて説明すると、通常ドラフトで選ばれたルーキーの契約は4年間で、その4年間の年俸はNFLの労働協約でほぼ決まっています。ただ、1巡ルーキーだけは、チーム側がもう1年間、ルーキー契約を継続する権利を持っています。これが5年目オプションです。
この5年目オプションの年俸も、NFLの労働協約で、その選手のポジションと成績によってほぼ決まっています。チーム側は、この5年目オプションを行使することによって、フリーエージェントになった時に跳ね上がってしまう年俸(キャップ)をある程度抑えることができます。選手側は、5年目オプションの年俸は全額保証ですので、怪我などをした時でも年俸が全額保証されます。
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この5年目オプションはドラフト開催後の5/1までに行使すれば良いのですが、シーホークスは全チームで最も早いこのタイミングで2人の5年目オプションを行使しました。これは何を意味するのでしょうか?
まず、過去シーホークスは、この5年目オプションをほとんど行使していませんでした。5年目オプションが制定されたのは2011年からですが、過去の1巡選手を見てみると、
2011年 25位:OTカーペンター
2012年 15位:DEアーヴィン
2016年 31位:OTイフェディ
2018年 27位:RBペニー
2019年 29位:DEコーリアー
2020年 27位:LBブルックス
2022年 9位:OTクロス>行使
2023年 5位:CBウィザースプーン>行使
2023年 20位:WRスミス-インジグバ>行使
昨年行使したOTクロスがシーホークスとして初の5年目オプション行使でした。それ以前の1巡選手は、順位が低めだったこともあって、活躍度が低く5年目オプション行使には至りませんでした。(DEアーヴィンは5年目オプションを行使されても良かった気がしますが、当時QBラッセル・ウィルソンとLBボビー・ワグナーとの契約更新が迫っていて、キャップスペースがありませんでした。)
OTクロスとは昨年4月末に5年目オプションを行使し、今年1月初めに新たに4年$104Mの契約を結びました。これだけ巨額の契約更新となると、チームと選手側は綿密に交渉を進めなければなりません。チームは、この5年目オプションを行使することで、選手と新たな契約を結ぶ時間を得ることができ、また、長期契約を結ぶことで各年のキャップスペースを調整することができます(OTクロスの契約では、今季のキャップは、本来5年目オプションで$17.5Mだったものが$10.9Mに抑えられています)。
The #Seahawks are exercising the 5th year option for standout OT Charles Cross, the former 2022 1st rounder. Locked in through 2026. pic.twitter.com/NyTvPVDfb0
— Ian Rapoport (@RapSheet) April 28, 2025
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チームがいち早く5年目オプションを行使したということは、CBウィザースプーンやWRスミス-インジグバも、OTクロスと同じように綿密に交渉して長期契約を結びたい、という強い意思表示でしょう。選手側も、チームにそういう意思があると認識できて、モチベーションはアップすることと思います。WRスミス-インジグバはスーパーボウル後に、自らじっくり交渉したいと言っていました。
CBウィザースプーンとWRスミス-インジグバはそれぞれ大活躍していますので、再契約時にはNFL最高レベルの年俸が予想されています。現在CBの最高給はラムズに先日トレードされたCBマクダッフィーで年平均$31M、WRの最高給はベンガルズのWRチェイスで年平均$40Mです。この巨額な契約のキャップスペースへの影響を緩和するために、5年目オプション(CBウィザースプーンは年俸$21.1M、WRスミス-インジグバは年俸$23.9M)を行使して時間を稼いだ上で、じっくり交渉して長期契約を結ぶことでしょう。
※【追記】じっくり、と書きましたが、WRスミス-インジグバとは早速4年$168.6Mという巨額の契約で合意した模様です。こんなに早く決まった背景は、このページのコメントにトゥウェルブスさんが書かれているように、ラムズWRナクアに近く予定されている契約更新があります。詳細はこちらをご覧下さい。
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この2人への5年目オプション行使を含め、シーホークスのこのオフは、できるだけ昨季のメンバーを維持するように動いています。ただ、昨季のチーム力を維持するだけでは、今季もスーパーボウルを制覇するというのは難しいと思います。今後、目玉となる補強があるのか、ドラフトではどういう動きをするのか、注目して行きます。