前回の記事ではじっくり交渉して、と書きましたが、GMシュナイダーとWRスミス-インジグバは早速決めてしまいました。シーホークスはWRスミス-インジグバと4年$168.6MのWRのNFL史上最高額で契約を延長することに合意した模様です。



こんなに早く合意した背景はどこにあるのでしょうか?

まず言えるのは、NFLの選手の年俸は年々上がっているので、早く契約した方が年俸を抑えられてチーム側に有利、という点です。NFLの各チームの選手の年俸合計は、サラリーキャップ制度で決められています。このサラリーキャップの額は年々上がっています(2020年には$198.2M>2026年には$301.2M)。それに伴って、各選手の年俸も毎年上がって来ています。

また、今回の個別の事情としては、ラムズWRナクアの契約更新との絡みがあります。WRスミス-インジグバとWRナクアは、NFL加入年が同じ、活躍度もこれまでほぼ同じで、違うのはドラフト順位(ナクアは5巡)です。ナクアには5年目オプションがないため、ルーキー契約は今季で切れてしまい、契約更新するなら早めに行わなければなりません。

というところで、シーホークスがWRスミス-インジグバと4年$168.6Mの巨額の契約更新をしました。ラムズは、WRナクアにこの金額以上のオファーをしないと、WRナクア側は納得しないでしょう。結果、ラムズのキャップスペースはより逼迫します。シーホークスは間接的にラムズにプレッシャーをかけているわけです。



となれば、WRスミス-インジグバが、必ずしも自分の得にはならないのに、こんなに素早く契約更新に応じた理由は、シーホークスでずっとプレイしたいという強い気持ちがあるとともに、ラムズを倒してシーホークスで再びスーパーボウルを制覇したい、という強い思いがあるのだと感じます。

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WRスミス-インジグバとの契約詳細は、すでに各サイトに出ています。over the capを参考にして見てみると、WRスミス-インジグバの契約は4年$168.6M・年平均$42.15MでWRチェイスの年平均$40.25Mを超えてWR最高額の契約更新となりましたが、ルーキー契約期間の2年を含めれば、実質的には6年$197M・年平均$32.8Mの契約になります。さらに、完全保証の額も$69.1MとWRチェイスより少ないです。そして、2027年のキャップは5年目オプションでは$23.9Mだったものが$15.6Mに軽減されています。こう見ると、WRスミス-インジグバはかなりチームフレンドリーな契約を結んでいると言えるでしょう。ここにも彼のスーパーボウル連覇への思いが見えます。

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これで我々ファンは、何もなければ2031年までWRスミス-インジグバがシーホークスでプレイする姿を見ることができます。WRスミス-インジグバもぜひ昨季以上に活躍して、再びスーパーボウル制覇を果たして欲しいですね。期待は大きいです。

※ここに追記しておきますが、シーホークスは、ジャガーズから2年最大$7Mの契約で引き抜きをかけられていたWRボーボにも、その契約にマッチするオファーを出して残留させました。WRスミス-インジグバの動きも含めて、本当に昨季のメンバーをできるだけ残す方向で行ってますね。