ドラフト3日目は4巡以下の指名です。シーホークスが獲得した選手は以下の通りです。

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・2027年の4巡の権利をブラウンズへ送り、ブラウンズから5巡148位の権利を獲得。



※シーホークスは、来年2027年のドラフトで11個以上の権利があると予想されています。もともとある7つの権利に加えて、フリーエージェント選手を他チームに放出した補償としてのドラフト権(コンプピック)も、マフェで4巡が1つ、ウォーカー、ブライアント、ウーレンで5巡が3つ予想されています。

そこで、余裕のある来季のピックから4巡を1つあげて、今季の5巡ピックを獲得したわけです。4巡と5巡ではやや不釣り合いかもしれませんが、シーホークスはたぶん今季もかなり上まで行くでしょうから、4巡下位の権利と5巡8番目の権利なら、そこまで悪くないでしょう。

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・5巡148位 Gボー・スティーブンスBeau Stephens)アイオワ

来季4巡の権利をトレードして獲得したのは、ガードでした。Gスティーブンスは、2025年にはオールアメリカのファーストチーム、オール・ビッグテンのファーストチームに選ばれています。PFFでは2025年に686人中3位の87.7ポイントを得ています。



ポジションはカレッジでは主にLGでしたが、RGの経験もあります。シーホークスOLが主に使うゾーンブロックが得意とのことで、チームにフィットした指名と言えるでしょう。

シーホークスはRGブラッドフォードの不安定なパフォーマンスが常々話題になっていましたので、彼に活を入れる意味で、彼のライバルとして、スターターを奪い取るぐらいの活躍をして欲しいですね。大学ではGリッチマンが同僚でした。また、ドラフト前にはtop 30 visitでシーホークスを訪れていました



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・6巡188位の権利をジェッツに送り、ジェッツから6巡199位と7巡242位の権利を獲得

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・6巡199位 WRエマニュエル・ヘンダーソン・ジュニアEmmanuel Henderson Jr.)カンザス



トレードダウンして獲得したのはWRでした。WRヘンダーソンはカンザス大で2025年には45レシーブ766ヤード獲得5TD。しかし彼の本領はスペシャルチームにあって、キックオフリターナーとして2025年には1つのリターンタッチダウン、さらにパントカバーもできるという多用途性のあるプレイヤーです。

体の線は細いですが、NFLで鍛えれば良い選手になりそうですね。シーホークスとしてはレイダースへ行ったWRダリキ・ヤングの代わりになるとともに、WRホートンが開幕に間に合わない場合の代わりとも言えそうです。



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・6巡216位の権利をパッカーズに送り、パッカーズから7巡236位と7巡255位の権利を獲得

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・7巡236位 CBアンドレ・フラーAndre Fuller)トレド



CB2人目のドラフトです。フラーも3巡で獲ったニールのように身長の高いCBですが、ニールほどの腕の長さはありません。特長は粘りのあるカバレッジ、欠点はスピード不足。

彼はスペシャルチームのキックカバー要員としても活躍していて、そちらがシーホークスとしてはメインかもしれません。もともとはセイフティなので、実際のプレイ次第ではセイフティへの転向も考えられます。ドラフト前にはtop 30 visitでシーホークスを訪れていました

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・7巡242位 DTデヴン・イースタンDeven Easternミネソタ大



ここでシーホークスはDTを指名しました。DTイースタンは2025年には38タックル2.5サック1ファンブルフォースを記録、十分な体格は持っていますが、プレイとしてはPFFで65.7ポイントと目立ってはいません。

シーホークスのDLはリードウィリアムズのベテランと、マーフィーミルズピリの若手がミックスされています。DTイースタンはこの中に入れば大きな成長の機会となるでしょう。

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・7巡255位 CBマイケル・ダンスビーMichael Dansby)アリゾナ



このドラフトでCBは3人目です。このダンスビーは比較的身長が低めのCBですね。CBダンスビーはカレッジでは通算7インターセプト、1つはタッチダウンを決めています。ドラフトのプロスペクトには入っていなかった選手ですね。体格が小さめなだけに、マンツーマンには強いCB、そしてスペシャルチームのガンナーが得意分野とのことです。

ロースターにはCBはこれで8人目で、CBが多すぎだとも思いますが、ドラフト後の会見ではHCマクドナルドは「CBはいくらいてもいい」と言っていました。

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この結果、今年のドラフトでシーホークスが獲得した選手は以下の通りです。

1巡32位 RBプライス
2巡64位 Sクラーク
3巡99位 CBニール
5巡148位 OGスティーブンス
6巡199位 WRヘンダーソン
7巡236位 CBフラー
7巡242位 DTイースタン
7巡255位 CBダンスビー

ドラフト上位でRBウォーカー、Sブライアント、CBウーレンが抜けた穴をそれぞれ埋めて、不安のあるRGブラッドフォードのライバルを獲得し、下位ではスペシャルチームの補強をするという、意図の明らかなドラフトでした。みんな活躍してくれると嬉しいですね。

私のこのドラフトの評価は「B」です。獲得した選手は文句ないですが、1巡32位をトレードダウンしてピックを増やせなかったところがマイナスポイントですね。今年のドラフトは1巡相当の選手が少なく、直前にトレードダウンが相次いだこと、今年から1巡のドラフト時間が10分から8分に減ったこと、などが原因でしょうが、GMシュナイダーは事前にトレードダウンを公言していたわけですから、そこは責任があるでしょう。

このドラフトでEDGEは獲得しませんでした。OLBマフェが抜けたあとの手当ては、おそらく先日シーホークスを訪問したDEダンテ・ファウラーJr.を獲得することで行うのでしょう。こちらは続報に期待したいですね。このあとドラフト外選手(UDFA)の獲得もあります。これについても注目して行きます。