◆QBジーノ・スミスと再契約
GMシュナイダーは兼ねてからQBジーノ・スミスと契約交渉中だと話していましたが、フランチャイズタグの設定期限前にQBジーノ・スミスとの再契約交渉がまとまったようです。
注目の契約条件は、3年$105M(年平均$35M)とのこと。2023年のQBのフランチャイズタグの年俸が$32.4Mですので、妥当な額ではないかと思います。正直もっと高額になってしまうのではないかと思っていました。同じ日にセインツとの契約が決まった前レイダースのQBデレク・カーの契約が4年$100M保証、最大$150Mでしたので、そんなものだろうと思います。
契約の詳細についてはまだ明らかになっていませんが、報道によるとベースの年俸が$25M/年で、インセンティブを含めると最大$30M。また契約時に$40Mが保証されており、そのうち初年度が$28Mとのことです。年度ごとの契約のすべてはまだ明らかになっていませんが、ただおそらく2年目に活躍できなければ3年目にはリリース可能な契約条件になっていると思います。
さらに詳細がわかればまたここでも書いて行きたいと思います。
【追記】契約の詳細がわかってきました。spotracによれば、1年目のキャップスペースは$10.1Mとかなり低く抑えられ、その後2年目にリリースしてもキャップをセーブできるという、非常にチームフレンドリーな契約になっているようです。おかげで今季もFAから十分補強できそうです。ジーノ・スミスには感謝しなければなりませんね。
◆ドラフト全体5位で誰を獲るのか?QB?DL?
QBジーノ・スミスとの再契約が決まると、気になってくるのが今年のドラフトです。コンバイン(NFLが行うドラフト候補生のテスト)も終わりましたので、ここでもドラフトについてちょっとずつ書いていこうかと思います。
シーホークスが持っている一番上位のドラフト権は1巡全体5位です。この権利で誰を取るのか、それともトレードダウンして権利を増やすのか。もちろんチーム首脳陣以外は誰にもわからないのですが、いろんな予想が出ています。
コンバインの場では、HCキャロルやGMシュナイダーが、ジーノと再契約してもQBを獲ることはある、という発言をしており、QBを獲る可能性が高まってきています。そもそもシーホークスがドラフト全体5位という高い順位のドラフト権を持ったのが2009年の4位以来(獲得したLBアーロン・カリーはバスト(期待外れ)でしたが…)ですので、HCキャロル、GMシュナイダーにとっては初の5位以内のドラフト権です。滅多に得られないこの権利でQBを獲りたいというのもわかります。
ただ、全体5位で獲れるQBというのは限られます。いろんなモック(仮想)ドラフトを見ると、評価の高い3人のQB、ストラウド、ヤング、レヴィスはおそらく全体5位では獲れないだろうという予想が多いです(QBヤングは実は身長がカイラー・マレーと同程度ということでやや評価を落としています)。
そこで注目されはじめたのが、彼らよりは一段落ちる評価だったQBアンソニー・リチャードソンです。彼はコンバインで素晴らしい身体能力を見せつけ、ドラフトの評価を一気に上げました。
Anthony Richardson is having himself a day.
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4.44u on his first run. 😳 @GatorsFB
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Anthony Richardson letting it FLY. @GatorsFB
— NFL (@NFL) March 4, 2023
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Anthony Richardson’s combine performance was legendary 🔥 pic.twitter.com/meSSYDegP2
— PFF (@PFF) March 7, 2023
ただし、現状ではQBとしては上に書いた3人よりやや落ちるため、育成にはしばらく時間がかかるでしょう。その間をQBジーノ・スミスで過ごせるシーホークスは、絶好の獲得先というわけです。
確かに、今年スーパーボウルを勝ったチーフスは、QBマホームズをQBアレックス・スミスの下で1年間学ばせて、今のマホームズを作ったわけです。シーホークスも同じことをやればいいのでは、というのは理解できます。
ただ、今季シーホークスが悪かったのは守備ですから、ドラフト5位指名は守備に使うべきだ、という意見も強くあります。これにも同意できます。今季のドラフトではDLに有力選手が多く、DLジェイレン・カーターは危険運転で立場が危うくなってしまいましたが、EDウィル・アンダーソンやEDタイリー・ウィルソンら上位候補が多いです。彼らを獲得する可能性も十分あると思います。
ドラフトについては、本番(4/27から)までに情勢がさらに変わるでしょうから、またここでも書いて行きます。
◆LBワグナーがラムズからリリース、シーホークスは獲得するのか?
LBボビー・ワグナーがラムズからリリースされました。
ワグナーはキャップスペースなどビジネス的な都合でシーホークスからリリースされ、今季はラムズでプレイしましたが、そのプレイぶりは全盛期と変わらないもので、PFFの評価では90.7と堂々のLB全体トップ、衰えていないところを示しました。それは直接対戦した時にも感じたところです。
彼がリリースされたとなると、シーホークスが彼を再び獲得するのではないか、という憶測は必ず出てきます。実際ワグナーはツイッターのヘッダーをシアトルの画像に変更しましたし、Sディグズはワグナーにぜひ戻って来て欲しいとツイッターで強く希望しています。今のシーホークス守備に足りないものはILB、特にラン守備ですから、ワグナーは完全に補強ポイントに合致します。
ただ実際に獲得するとなると問題になるのが、まずキャップスペースです。QBジーノ・スミスの契約詳細はまだわかりませんが、かなりのキャップスペースを使っていると思われます。さらにワグナーを獲得するほどのキャップがあるのかどうか。
次に問題になるのは、チーム方針です。シーホークスがワグナーをリリースした理由の一つは、若返りにあったと思われます。ワグナーは今32歳です。シーホークスは現在25歳のLBブルックスに未来を託す形でしたが、今季の彼のプレイぶりは残念ながらもう一つ、さらに今年初めに膝前十字靭帯(ACL)断裂の怪我をしてしまいました。ワグナーを加入させた時にこのブルックスをどうするのかが問題となります。
フリーエージェント選手との契約は日本時間で3/16朝5時から解禁されますので、事態を見守っていきたいと思います。
前シーホークスではさらに、チーフスにトレードされたDEクラークもリリースされています。ワグナーほどではないですが、彼もいれば心強いですけどね。
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今回はここまでにしたいと思います。総括はまたおいおい上げていきます。



